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当法人の新たな取組み

はじめに

 当法人のたちばなの園白糸台は、開園20年を超えましたこと、皆様のお力添えの賜物と感謝申し上げます。
 この20年の歳月により、施設設備の老朽化が進み、施設の改修や設備の更新に迫られておりました。
 平成29年度の社会福祉法人制度の改正を契機とした社会福祉充実計画を中心に各種の取組みを行い、単なる改修にとどまらず、ご利用者の生活の質の一層の向上を優先し、同時に職員の介護労働の軽減や業務の質の向上を図りつつ、ご利用者も職員も笑顔で生活することを目指して令和元年度に東京都の補助金をいただき、大規模改修を施工いたしました。
 この大規模改修のほか、次の非常に先進的な取組みを実してまいりました。これらはご覧のとおりですが、ハード・ソフトにわたり、私たちが、主体性や、やさしさと向上心をもって努力することが、ご利用者の笑顔や楽しい生活に繋がり、このことにより、私たちも笑顔になれると考えおります。
 ご利用者の皆様が、どのような災害等が発生しても、本当に安心して、快適な生活継続できることを真剣に考え、形にしましたので、上から新しい取組みになりますので是非ご覧ください。

電気料金高騰対策の決め手となるデマンドコントローラーを導入しました!

デマコン設置後の消費電力グラフ
デマコン設置後の1日の消費電力グラフ
  令和4年3月に原油価格が100ドル/バレルを超え、燃料費調整額や省エネ発電賦課金等が大幅に上昇する中、6月以降の記録的な気温の上昇により、電気料金が大幅に高騰しました。
 電気料金の基本料金の算出基礎となる当施設のデマンド値も徐々に上昇する傾向ではありましたが、7月には一気に(113kwhから)137kwhまで上昇してしまいました。
 当施設はダイキン工業株式会社のパッケージエアコンで最も省エネなものを令和元年度に更新し、デマンドコントローラー(以下「デマコン」)を設置するために大きな工事を必要としないことは把握しておりましたが、その際には導入しませんでした。

 現在の大幅な高騰を契機としてこの7月にデマンドコントローラーを導入することにより、空調の消費電力を抑制し、前述のデマンドピーク値を下げることとしました。
 現在の137kwhを80kwhまで抑制することを目標としております。当施設では太陽光発電を地産地消していますので晴天の方が電力に余裕があります。この余裕のあった日(7/24、気温25℃~33℃)の30分当たりのデマンド値のグラフを左に掲載しております。電力供給会社に80kwhで申請することにより、1年を待たずにデマンドピーク値を下げて(この場合80kwhとなり、57kwhも下げることができます。)、基本料金を算出してもらうことができます。また、デマンドピーク値を抑制することで、相当する従量料金を削減することも可能になります。

 これにより2つのメリットとして、電気料金の大幅な削減と、各フロア食堂に設置した省エネで冷風のない放射熱冷房「天空」の効果とを併せることにより冷えすぎずより快適な環境をご利用者に提供できるようになりした。

<参考:高圧受電(50kwh~500kwhの契約)基本料金の算出式>
基本料金:円=過去一年におけるすべての30分間における最高消費電力値(デマンドピーク値):kwh × 基本料金単価(1,000円前後) 

平成28年度から令和3年度までの電気料金節約の推移です !!!

電気料金節約の推移
   平成28年度から令和3年度までの電気料金の推移
 平成30年度の電気料金の金額は、電力供給会社を変更したものの、この5,6年の中で最も高いものとなりました。そこで、左表にも(概要を)記載していますように様々な対策を講じました。詳細については、各年度の取組みに記載しておりますので、これらをご覧ください。
 この対策を講じるに当たっての考え方は、何よりもご利用者にとってより快適で安全な環境を提供することを第一にしつつ、電気料金を大幅に下げることでありました。

 左下のグラフはこの表をグラフ化したものです。

  平成28年度から令和3年度までの電気料金の推移グラフ
 概算ではありますが、平成における比較的高い電気料金は30年度には1,580万円でした。これに対して、約850万円の減額(▲53.6%減)まで電気料金を節約することができました。
 しかも前述のとおり、有害な菌やウイルスを年間にわたりできる限り除去し、施設内も消臭し、冬季には花粉症もない理想的な湿度によるやさしい空気を提供できる環境を目指しました。

 年間約850万円の費用削減を行い、この削減にも活用した比較的大きな設備整備に関する様々な取組みの支出を、次のように10年以内に取り戻す考え方です。
      たちばなだより(2019年1月)
 このように資金収支に余裕ができれば、例えば、ご利用者が召し上がりたいという食材が、カニなどの高価なものであっても、年に1回程度しか提供できないところを、月に1食程度(2,000円×100人×12月≒250万円)なら提供することができるようになります。次のURLは、例として当施設で提供したフォアグラハンバーグを「たちばなだより(2019年1月)」で掲載させていただいた記事です。

今後さらに収支が改善できれば、これまで試行してきましたネイルアート、フラワーシュクレや新型コロナで試行さえ延期になっている日帰り旅行、これまでよりも雰囲気のある外食などをはじめ、できる限りご利用者に少ない負担で、生活における楽しみを提供してまいりたいと考えています。これらの取組みをすべてのご利用者に等しく提供できるための予算に充てていけるよう検討してまいります。
 「体験ネイルアート等」の取組みの記事は、次のURLのたちばなだよりからご覧いただけます。
 後述にあります「フラワーシュクレ」の取組みは、次のURLからご覧いただけます。

 電気料金の節約に貢献する設備(内窓等設置、加湿設備(ダクト設置費含む)、太陽光発電等設備)を整備した総費用(太陽光発電等設備の補助金額を除く)が約8,000万円ですので、約10年でこれらを取り戻すことができることになります。ただし、大規模改修で更新しなければならなかった空調設備は、ここには含みません。また、それぞれの今後使用できる期間は、内窓等及び太陽光発電設備は約35年、加湿設備は本体だけを15年以上(ダクト等は約35年)を想定しています。空調設備は、30年以上を想定して、室外機等の仕様を定めました。
 なお、35年の使用想定の年数は、当施設の建物の耐用年数55年から20年を引いた年数です。内窓等の資機材などは、さらにその後の活用も検討しています。

 以上、10年を超える使用年数を想定し、この間節電効果を有するこれらの設備は、当施設の資金収支の改善にも大いに貢献してくれるものと考えております。

 令和3年度の取組みについて

インカムの導入について (令和3年10月)

インカム
パンフレットの画像から
 東京都の介護保険施設等におけるデジタル環境整備促進事業費の補助金を活用し、当施設が使用している介護ソフトの企業が提供するインカムを令和3年10月に30セット導入することとしております。
 少しでも多くの直接処遇職員を採用することにより、きめ細かいサービスを提供したいところですが、現介護報酬ではこれが難しく、広いフロアにおいていつでも多数の職員同士が同時に連絡を取り合い、情報共有ができるインカムは、今後非常に重要なものになります。
 職員も協力し合うことにより、介護労働を軽減しながら、ご利用者へのサービスの向上を図れるものと期待しております。

 インカムの詳細は、次の企業ホームページからご参照ください。

介助用リフト(床走行式(移動式)・固定式リフト)の導入について (令和3年)

床走行式電動解除リフト
床走行式(移動式)電動解除リフト
 令和2年度から、一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会の「令和2年度 エイジフレンドリー間接補助金事業」を活用し、左上写真の床走行式電動介護リフト1台、及び左中写真の半固定式リフト2台を居室に、また東京都の「新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業」 を活用し、左下写真の固定式リフト2台を浴室脱衣所に導入しました。
 令和3年度は、半固定式リフト1台を居室に、床走行式電動介護リフトを3台導入し、当面の導入計画を完了します。
半固定式リフトー居室用
 リフトの活用により、当法人の職員が腰痛などにより職を失わず65歳の定年まで仕事に従事できること、また濃厚接触を防ぎ新型コロナウイルス等の感染症の予防にも相当程度効果を期待できること、ご利用者の快適で安全な移乗を可能にすることなど様々な効果を期待できるものとして導入しました。
浴室脱衣所ー固定式リフト2台
固定式リフトー浴室脱衣所
 さらに前述のとおり、令和3年度は、半固定式リフト1台(居室用)、汎用性の高い床走行式電動介助リフト3台を追加で導入し、2F~4Fの各フロアでの移乗介助等に活用します。
 介護職員は、時間に追われるとしてリフトを使用しないことがあります。特に早朝は、大勢のご利用者の移乗、排せつ、整容などの介助量が多い割に勤務する職員数が少ないという厳しい状況であるため、早朝の体制を充実し、余裕をもってリフトが使用できるように検討します。
 近い将来は、移乗介助が必要なご利用者の場合は、「移乗の際にはリフトを使用しなければならない」ということを徹底したいと考えています。

ショートステイの空床情報をこのホームページから簡単に確認できます

当ホームページ右上のバナー
当ホームページ右上のバナー
 ショートステイのほぼリアルタイムの空床状況一覧を、当ホームページ右上のバナー(左写真)をクリックすることにより、簡単にご覧いただけるようにしました。是非ご活用ください。

サンプル
ショートステイの空床状況一覧(サンプル)
 左の表は、ショートステイのほぼリアルタイムの空床状況一覧のサンプルです。個室は、男性でも女性でも利用することができます。4人部屋はそれぞれ空床数を表紙しています。
 欄が赤く塗られているところは満床です。備考欄には、満床の上にキャンセル待ちされている方の人数が記入されています。
 2か月分の空床状況を提供させていただいています。

 ホームページ右上のバナークリックからか、次のURLからご覧いただくことができます。

地元FM局ラジオフチューズで朝の番組を始めました

出演している職員 ー さくら通りスタジオにて
出演している職員 ー さくら通りスタジオにて
 第2及び第4金曜日の朝8:15から14分間の番組を始めました。職員の手作りの番組で、緊張しながら取り組んでいます。
 ご視聴くださいますようお願いいたします。詳細は、このホームページ内の次のURLをクリックしてください。

//www.chayanosono.jp/publics/index/50/#page-content

フラワーシュクレにチャレンジしました!!

フラワーシュクレの作品と
フラワーシュクレの作品と
 令和3年7月、5名のご利用者と職員がフラワーシュクレにチャレンジしました。
 フラワーシュクレとは、食用シュガーペーストを使用した器と枯れずに鮮やかな色を保ち続けるプリザーブドフラワーを組み合わせたもので、介護施設の施設長でもあり理学療法士でもある菅田葉月(すがた はつき)さんが講師としてご指導くださいました。
 甘い香りがする器を作るところからはじめて2時間でしたが、あっという間でした。ご利用者もお疲れの様子もなく、楽しかったという感想をいただきました。職員もご利用者をサポートしたり、されたりしながら一緒に体験しました。
 手先も器用にカワイイ作品を作成され、フロアーに飾っている方もいらっしゃいました。様々な効果を見込めるフラワーシュクレですので、継続していきたいと考えています。

 令和2年度の取組みについて

太陽光発電設備等の設置について

太陽光発電パネル
写真:屋上に付設した太陽光発電パネル
 令和2年11月、公益財団法人東京都環境公社の地産地消型再生可能エネルギー導入拡大事業補助金(補助率2/3、交付額24,179千円)を活用し、次の仕様の太陽光発電パネルを屋上と蓄電池等をドライエリアに設置しました。
 これにより、大規模な停電が発生しても、施設の運営を充実した状態で継続できることや、地元の方々の生活に寄与できること、平常時には電気料金の削減(平成30年度比900万円から1,000万円の削減)を目指し、さらには二酸化炭素の排出抑制にも期待しています。

1 太陽光発電パネル:63.92kw
2 蓄 電 池 :130.5kwh
3 停電時電力供給機器:空調(天井放射冷暖房、各階食堂)及び人荷用エレベーター2機並びにLPガス発電機が供給する電気機器を除く全ての電気機器(詳細は、蓄電池で説明します。)

<参考:当施設契約電力112kwh(令和3年1月)>
 令和3年8月のデマンドピークが100kwhであることから、快適性を低下させず、当面契約電力はこの100kwhを越えないことを目指します。

蓄電池
写真:蓄電池(ドライエリア設置)
 左図の蓄電池は、地震等の災害時における大規模な停電を想定し、24時間の照明をはじめ晴天が続く期間は、次の対応ができる仕様です。

<大規模な停電時>
1 24時間の照明及びコンセント等の100Vで、LPガス発電機が給電するもの以外の全電気機器に電力供給
2 揚水ポンプ(24トンの簡易専用水道の給水)等200V3相の電力供給
  揚水ポンプ、小荷物専用昇降機、厨房電気機器
3 各食堂に設置している天井放射冷暖房機器の200V単相

プロパン(LP)ガス発電機の設置について

LPガス発電機
LPガス発電機
 前述の太陽光発電設備等は、大規模停電時であっても晴天が続く場合給電が可能ですが、雨天が続いたりした場合や屋上に室外機を置く空調及び人荷用エレベーターは消費電力が大きく、太陽光発電設備では電力が不足してしまうため、24時間の安定した電力の使用が難しいことが想定されました。
 そこで大規模な停電時であってもご利用者に、より安定的に快適な環境で生活していただけるよう、東日本大震災でも災害に強いエネルギーだったLP(プロパン)ガスを使用した発電機を設置しました。この仕様は次のとおりですが、定格出力は、当施設で設置できる最大の能力のものを導入しました。これにより、職員も通常の業務に安定して従事できるようになりました。
 なお、太陽光発電設備等と合せてたハイブリッドともいえるシステムで、施設のほぼ全体に安定した電力を供給することがdきるようになりました。
1 設置機器:Denyo社製「LEG-31USCT」
2 定格出力:26kva
3 定格電圧:100V/200V
4 エンジン:水冷、約4.5L
5 燃料消費量:4.2㎥・n/h(1時間当たり約8.7kgのLPガス)
6 LPガス供給会社と災害時もできる限りLPガスの供給が継続できるよう打合せをしています。
LPガスボンベと発電機
手前はLPガスボンベ、奥がLPガス発電機
<停電時の給電概要1>
1 照明・コンセント等の100V単相
 太陽光発電設備以外の全照明及び全コンセントのほか、次の電気機器に給電します。
 介護関連機器では、ナースコール+電動ベッド(センサー内蔵)+眠りSCAN、介助用リフト、インカム、コンピュータ(介護ソフト)、オゾン発生器に給電
2 この以外の100V又は200V単相
 電話交換機、オゾン発生器等
天空
天井レール内の冷温水の循環により、快適な冷暖房機器の「天空」
<停電時の給電概要2>
2 天井放射冷暖房の200V単相
 猛暑となる夏季に大規模な停電が発生した場合、ご利用者にとって給水だけしか対応ができないという命に関わる過酷な状況になることが十分予想されます。
 このLPガス発電機や太陽光発電設備等であっても施設全体の空調に給電することはできませんが、各階食堂に設置した省エネの天井放射冷暖房システムであれば給電でき、除湿・冷房も可能となります。
 さらに扇風機と合せて使用すればより快適な環境を提供することができます。 

大きな災害の対策を想定したプロパン(LP)ガスの利用等について

LPガスバルク
LPガスバルク
 前述のLPガス発電機及び令和元年度に設置した加湿設備は、LPガスを使用しています。
 LPガスしか使用できなかったわけではなく、LPガスは東日本大震災でも災害に強いエネルギーであることが周知されました。寒い季節の大きな災害であっても温かい食べ物の提供や炊飯ができ、温かいタオルで清拭も可能になることから、LPガス発電機は当然ですが、加湿設備の熱源にもLPガスを使用することとしました。
 特に、加湿設備に使用するためのバルク(左写真)を設置し、この設置の際厨房までLPガスの配管を行い、災害時であっても厨房で煮炊き等ができるようにしました。
 これにより、都市ガスの供給が相当期間停止しても、LPガスが代替できる状況となりました。


<大規模な災害の対策と地元との協定について>
 当施設は大規模の災害により、「電気」、「ガス」及び「水道」のライフラインに支障があっても、相当長期間の補完が可能な状況になりました(水は、24トンの簡易専用水道を蛇口から使用可能)。

 これらの設備を地元の皆様にも役立てていただきたいと考え、当施設に隣接するマンションの管理組合様等に災害時の協力協定の提案をさせていただいており、現在1組合様と締結に向けて、調整中です。
 

新しいクラブ活動「あそびクラブ」をスタートしました

TVゲーム
TVゲームを楽しまれるご様子
 令和2年度から、新しいクラブ活動「あそびクラブ」を始めました。
 このあそびクラブは、当施設の行事「レクリエーション大会」時に、風船バレーボールなどで強烈なスパイクをされるという普段とは異なるご様子、童心に返られたようなご様子を拝見し、デイサービスなどでは実施されているようですが、スポーツのようにゲーム等を通じて、楽しく心身をトレーニングができるのではないかという考え方に基づき企画しました。
将棋を指されているご様子
将棋を指されているご様子
 具体的な活動としては、左写真のように85インチの大画面モニター1台、65インチの大画面モニターは3台使用し、TVゲームを皆さんで順番に競技されることや、将棋・オセロなどのゲームを楽しんでいただきながら心身の機能の維持向上に寄与するくことを目指しています。
 このために、ご利用者のご意見を十分くみ取った上でこのようなゲームを充実したものとして実施できるよう、職員が支援することを目指しています。
 現在は、月1回程度ですが、できる限り回数を増やしていきたいと考えています。これ以外の日は、大画面を有効活用し、各フロアに移動し、懐かしい映画をご覧いただいてます。
オセロを指されているご様子
オセロを指されているご様子
 通常の業務に加えてこのような新たな活動を実施するためには、職員の体制も整える必要がありますが、主たる業務になっている介助等を効率的に行い、本来の介護の業務ともいえるこれらの活動を充実するためにできる限り工夫してまいりたいと考えます。
 当法人では、このような活動により介護の質が一層の向上するものと考えて取り組んでおります。その上で、ご利用者がより一層笑顔になるような活動となるよう目指してまいります。

新しい取組み「生活リハビリ」をスタートしました

機能訓練
機能訓練
 令和2年度から、新しい取組み「生活リハビリ」を始めました。
 100名(特養86名、ショート14名)のご利用者定員の施設では、1名の機能訓練指導員が基準となっていますが、当施設は2名の体制で機能訓練を重視したものにしています。しかし、それであっても100名のご利用者の機能訓練の業務量に対応するのは非常に難しい状況です。
 このため、機能訓練指導員の指導の下、介護職員が行うリハビリを「生活リハビリ」とし、自立の支援を行うこととしました。
 府中市内でも府中市立よつや苑さんは、既に実施し、成果を上げているところもありますが、当施設でもそのような施設を参考にさせていただきながら、楽しく安全に実施してまいります。
 将来的には、ご利用者の意思を尊重し、自立を支援した結果、ご自宅での生活に戻れるような介護サービスを目指してまいります。
機能訓練機器ーパワーリハビリ
車いすに座ったままの機能訓練機器ーパワーリハビリ
 令和3年度には、マシントレーニングとしてパワーリハビリテーション(パワーリハビリ)の機器を検討しています。少しでも効率的に機能訓練ができるよう車いすに座ったまま下肢の機能訓練ができるものを試行的に取り入れる予定です。

 心身に支障がなければ、軽く汗を流すような訓練も想定しております。
 現在、このような機能訓練ができるご利用者が午前中に入浴されていますので、午後の入浴に変更して、機能訓練後に入浴され汗を流してサッパリしていただけるようにします。

 令和元年度の取組みについて

大規模改修について

外壁工事
全体に足場を組んで外壁等を施工
 東京都の老人福祉施設整備費補助事業(大規模改修)の対象事業として5,000万円の補助金を交付していただき、令和元年4月25日から同年9月30日までで、約2億4千万円をかけて、次の大規模改修を行いました。
1 外壁・バルコニーの補修と剥落防止剤(エバーガード)の塗布
2 地域交流スペース・ロビーの床の張替え・天井の補修及びブラケットの設置、居室等の補修
3 各トイレで座位を保てるよう手摺の設置
4 空調設備の更新(空調設備更新は、次に詳細を説明します。)
5 受変電設備のトランス入替え等の補修
6 非常放送設備の更新
7 各階食堂の全体を改修及びブラケットの設置 
地域交流スペース
2の地域交流スペース
 これらの改修工事により、内装も外観も格段にきれいになり、行進した設備も快調になりました。
 施工企業さんもいい施工をしていただきました。
トイレ用手すり
3の全居室のトイレに設置した手すり
食堂の改修
7の各階食堂全体を改修

空調設備の更新(大規模改修)について

空調室外機
寒冷地仕様にした同一機種の11台の室外機
 築後20年以上経過した空調設備は、寒暑の厳しいときに故障することが多くなり、その度にご利用者にご迷惑をおかけしておりました。このような空調設備を20年の節目となる大規模改修の中で、できる限り建物の耐用年数(55年間)まで使用できるよう検討しました。
 この検討経緯として、屋上に設置する室外機について、メーカーの選定(メンテナンスも含めて検討)、当施設の現状の把握し、どのように整備するかということを諸種の企業様と何度も打合せをしました。さらに、将来懸念される高病原性鳥インフルエンザなどの恐ろしい感染症に対しても効果のある装備を有する室内機はどのようなものかということも検討しました。
 この結果、左図のように、屋上の11台の室外機には、最も省エネで、当施設に設置できる冷暖房の能力が最も大きい機種に統一(11台すべて同じ機種)して整備しました。数年前府中市はマイナス9度を記録し当時の空調設備は故障してしましたし、猛暑日には40度近くになりますので、どのような寒暑にも余裕で対応できるよう、都心からそれほど離れていない府中市ではあっても寒冷地仕様にしました。写真のとおり室外機にフードが着いており、夏は庇(ひさし)の役割も果たして、一層効率がよくなっているようです。
空調室内機とオゾン発生器
除菌ユニット内蔵の室内機とオゾン発生器(青い枠内)
 前述のとおり、空調設備の室内機は、除菌の能力を最も重要視しました。
 この結果、ストリーマ除菌ユニットが最も効果を見込めるとし、厨房以外の室内機にこの除菌ユニット(左写真の青い枠内)を装備しました。さらにオゾンの脱臭・除菌効果を活用するため、これらの室内機の中にもオゾンが吸い込まれるように、紫外線によりオゾンを発生するオゾン発生器を室内機に対応するよう整備しました。
 左写真の室内機の右奥角に接するように設置し、淡い青色を発色している機器がオゾン発生器です。詳細は、次をご覧ください。

オゾン発生器の設置について

オゾンの殺菌効果
オゾンの殺菌効果
 前述の大規模改修内の空調設備更新に合せて、95台の室内機に対応するようオゾン発生器を設置したほか、障害者用トイレ等にも設置しました。ご利用者や職員には不快にならないギリギリの高濃度である0.03ppmになるよう調整しています。これにより、脱臭や菌やウイルスの活動の抑制を期待しています。睡眠の妨げにならないよう夜間は断続的に運転し、またお食事の時間は停止させています。
 毎日同じようにオゾン発生器を運転しておりますが、次に記載しているCT値は1日で20(ppm×分(min))を超え、左図の青い縦線程度であろうと推測しています。
強力なオゾン発生器
厨房内に設置した強力なオゾン発生器
 特に、厨房及びこれに隣接する食品庫をより衛生的にするため、厨房の天井に左写真の非常に強力なオゾン発生器を3台設置し、毎晩職員(社員)が帰宅した21時から5時間程度、2ppm(CT値600(ppm×min)) を上回る高濃度のオゾンガスを充満させています。
 これによる殺菌及び防虫の効果を期待しており、チャバネゴキブリに対しての研究報告では、0.5ppm~1ppmのオゾンガスにより、幼虫等の羽化率は顕著に低下したとするものもあります。
 一方、ウイルスや菌に対して、CT値600は左表の赤い縦線になります。この赤い縦線と右上がりのいくつかの点線の斜線(一番上になるのがインフルエンザで、一番下になるのが枯草菌です。)との交差点における右表の右軸パーセンテイジが死滅率になります。インフルエンザウイルスの場合、CT値600ならば死滅率は約99.999%を超え、一晩でほぼ全てのインフルエンザウイルスを不活化することができます。このほか右表から結核菌の場合は、一晩で約99%を超える菌が死滅することがわかります。

当施設の感染症対策が介護ビジョンに掲載されました!

介護ビジョン2020.11
介護ビジョン2020.11(感染症対策)
 これまで述べてまいりました空調室内機やオゾン発生器などを中心とする当施設の感染症対策が株式会社日本医療企画が発行する「介護ビジョン」の2020年11月号に掲載されました。
 介護ビジョンは、全国の介護施設の取組みに対して様々な視点からの掘下げ方が深く、非常に参考になるものです。このため、当施設でも購読していますが、この介護ビジョンに掲載され、これまでの感染症対策をはじめ、ご利用者及び職員の一層の良好な環境づくりを取り上げていただき、更なる取組みをすすめる励みになりました。
 この掲載は、次のURLの当施設「情報公開」でも閲覧できます。

加湿設備の設置について

加湿設備
LPガスを熱源にする加湿設備
 大規模改修補助事業の工事を活用して、冬季の乾燥する空気を加湿するためのLPガスを熱源にする加湿設備を設置しました。
 冬季の空気は、(相対湿度)20%代という非常に乾燥した状況になり、ご利用者の呼吸器に総統の負担になっているものと思います。また、インフルエンザウイルスは、絶対湿度11g/㎥(23℃の場合相対湿度55%で、絶対湿度11.3g/㎥)以上の湿度であれば流行しにくいといわれています(宮城県医師会)。巷間、気温・湿度が低いとウイルスの水分が気化し軽くなるため空中に浮遊する時間が長くなり、人の気道も感染しやすくなるなどにより、湿度が低いとウイルスに感染し易くなるともいわれています。私たち高齢でない職員も冬季の冷たい乾燥した生活環境は快適とはいえませんし、花粉症により口呼吸した後起床すると口内がカラカラでくっつき、喉も痛くなることがあります。
 どこの高齢者の施設でも、家庭用の加湿器を使用しているところがあると思いますが、広い空間ではとても足りません。

 そこで、常時ダクトを通じて施設全体に23℃で相対湿度60%の空気を送風できる大型の加湿設備を設置しました。この加湿設備や後述の内窓の増設等により、密閉性・断熱性が向上し、電力による空調をほとんど使用しない(冷え性の方には個別の暖房器具を使用してます。)で、21℃~23℃で約55%の環境を作ることができました。
 また、5ミクロンのフィルターにより、スギ花粉をほぼ100%除去することができ、花粉症の悩みのある方も快適な環境になりました。

 この加湿設備の仕様は次のとおりです。
1 処理風量:9,000㎥/h(1時間の風量は、施設全体の空気に相当する量ですので、加湿設備が稼働しているときは特別な換気を必要としません。)
2 加湿暖房能力:174.4kw
3 加湿量 :137.2kg/h(水道水)
4 ガス消費量:8.02N㎥/h(LPガス)

天井除湿放射冷暖房システムの設置について

天井放射冷暖房システム
天井放射冷暖房システム
 夏季の冷房時に、冷風が直接身体に当たることにより、体調を崩される方がいらっしゃること、酷暑における停電時に省エネで効率的な冷房を実現することのため、左写真の天井に設置した冷風のない冷暖房システムを設置しました。
 このシステムは、冷房時には天井に設置したレール状のアルミの中を冷水が流れ、赤外線を吸収し、また周囲の空気を冷やしながら除湿し、冷風のない穏やかな冷房ができるものです。

 冷風がない冷房に、ご利用者の評判はよく、災害時にも運転できる安心感もあります。平時は、若干ですが電気使用量を節約できます。

<ご利用者の立場に立った災害対策
 停電時に快適な環境を提供できる施設は、ほとんど聞いたことはなく、そんなことできるはずがないと諦めていることが多いと思われます。しかし、厚さに苦しむご利用者のお姿を考えると、このように限られたスペースであっても、調査に調査を重ねた結果、停電時に冷房を実現することができました。

内窓の増設等について

内窓
内窓(メーカーカタログから)
 大規模改修補助事業の工事に合せて、これまで1枚の窓ガラスの窓に、居室・事務所など内窓(強化Low-Eのペアガラス)を設置できる全ての窓に内窓を増設し、排煙窓やスペースから内窓を設置できないところには、強化Low-Eのペアガラスにガラスを交換しました。 
 これにより、次のような効果がありました。
1 断熱性が大幅に向上
 空調設備を省エネ姓の高いものに更新した効果をさらに断熱性が向上したことにより、一層省エネとなり、電気料金の削減を図れた。結果、空調設備の負荷も軽減されている。
2 遮音性の向上
 早朝時の飛行機の発着音や台風などの風切音などの騒音が解消しました。
3 大雨時の雨の吹込みの改善
 台風などの大雨・強風時に居室への大量の雨の吹込みを防止することができました。前2と合せて台風に気づかないほど静かな状況となった。

眠りセンサー(眠りSCAN)の全床整備について

眠りSCAN
眠りSCAN
 当施設は、4人の介護職員により夜間の業務を行い、約100名のご利用者に介護サービスを提供しており、労働としては過重なものになりやすいことから、介護職員の夜間の業務の軽減は重要なことです。この一方、夜間に体調を崩されるご利用者も少なくないことから、ご利用者の安心を確保することも大切です。
 このため、全てのご利用者のベッドに、 左図のようなご利用者がご使用になるベッドマットの胸部の下に睡眠センサーを装備しました。

 平成29年度に更新した電動ベッドに内蔵されたセンサーと併せて、介護職員がもっているナースコールのPHSにセンサーのアラートの情報が表示され、素早い対応が可能となり、ご利用者の安心と安全を一層高めることができました。 
眠りSCANーリアルタイムモニター
睡眠センサー(眠りSCANーリアルタイムモニター)
 <リアルタイムモニター>
 左図は、眠りSCANのリアルタイムモニターです。
 これは、コンピュータの画面にご利用者のベッド上の状況をリアルタイムに表示するものです。表示内容は、臥位であるか上半身を起こしているかを人を摸したイラストで表現しています。
 臥位の場合は、背景色が紺色の場合は睡眠の状態、黄色の場合は覚醒の状態、中間色は半睡の状態を表し、一見で全体の状況が把握できます。また、起き上がるとナースコール経由で発報することも可能で、前述のとおり介護職員のPHSでこの内容を確認でき、素早い対応が可能になります。
 一人ひとりの枠の中の人のイラストの上に、右側に肺のマークの下に数字が表記されますがこれは一分間の呼吸数を表し、左側にハートのマークの下に数字がありますが、これは一分間の心拍数を表しています。またこれらの数値は、設定により、これらの数値が高すぎたり低すぎた場合、ナースコールを経由して発報することが可能です。
 これらの発報により、体調が急変されたご利用者への的確でいち早い対応が可能となり、危険な状態を回避できたケースもありました。
眠りSCANー睡眠日誌・呼吸日誌
睡眠センサー(眠りSCANー睡眠日誌・呼吸日誌)
<睡眠日誌・呼吸日誌>
 さらに、接続しているコンピュータには、ご利用者の睡眠や呼吸等のデータが記録されており、左図のような横棒のグラフに睡眠や呼吸の状況を表示することができ、当施設では2Fから4Fの各フロアでも印刷できるようになっており、ご利用者の体調管理等の基礎的なデータとして重要視して活用しています。
 特養のご利用者やご家族等には、毎月の自己負担金の請求の際に、その1か月間の睡眠状況を印刷した睡眠日誌を同封し、ご利用者の情報を提供しています。
 ショートステイのご利用者の場合は、退所日の請求書等と合せ、睡眠日誌をお渡ししています。

 さらに、呼吸日誌では、体調不良の方の状況を的確に把握することや、看取りの際の参考資料として、ご家族の依頼により面会をおすすめするなど、施設としてできる限りのことに努めています。

次世代介護機器導入支援事業による介護機器の導入

アザラシ型ロボットーパロ
アザラシ型ロボットーパロ
 標記支援事業において他の事業所のモデルとなるアドバンスト施設として介護機器の導入しました。
 当施設は、東京都から補助率3/4の補助金の交付を受け、アザラシ型ロボット4台と人型ロボット1台を導入し、アザラシ型ロボットーパロ(左写真)はご利用者に可愛がっていただいてます。
 パロは言葉話せませんが、ご利用者が撫ぜてくれるとカワイイ鳴き声を出してくれ、可愛がられています。 
人型ロボットーパルロ
人型ロボットーパルロ
 人型ロボットーパルロは、言葉をしゃべれ、手足が動いたり、小さいですが顔の画面にいろいろなものを表示できるロボットです。
標記支援事業において他の事業所のモデルとなるアドバンスト施設として介護機器の導入しました。
 ご利用者と体操をしたり、歌ったり、クイズをしてくれたり、聞き間違いはありますが、話を聞いてカワイイ声で会話をしてくれます。

 パロもパルロも、非言語・言語のコミュニケーションにより、ご利用者の遊び相手になってくれています。

<平成30年度で取り組む施策について>

   ご利用者の自立支援を目指して

 最後に、思いやりに溢れる自立支援の介護の実現です。様々な視点から、楽しく機能訓練できるよう、理学療法士を採用し、機能訓練指導員の2名体制にすることをはじめ、機器も充実させ、ご利用者に寄り添う自立支援の介護を実現するための検討を進めております。

全照明器具をLED照明に交換しました

 当施設内の照明は、数百ものの様々な照明灯があり、天井にあるものなどは高所に設置されているため、交換が容易ではなく、切れたままになっているものもありました。
 また、省エネのために照明器の電力使用量も削減する必要がありました。
 このため、照明器具を全てLED照明に交換しました。
 多くのご利用者からは、施設内や居室も明るくなってよかったといっていただき、この上に、電気料金も相当額削減することができました。

<平成29年度の取組みについて>

   電動ベッドの更新

 平成30年3月までの取組みは、4つあります。
 第一に、電動ベッドの更新です。より快適で、安心してお休みになれるものとして、パラマウントベッド社製のものを92台更新しました(8台は平成28年度更新済み)。

   ナースコールの更新

 第二に、ナースコールの更新です。より使いやすく、職員への的確な情報発信を行えるよう、前述のベッドのセンサーとの連携や15床には先進的なセンサーを取り付けられるものに更新します。

   送迎車輌の更新について

 第三に、送迎車輌の更新です。より快適で、安全で、利便性の高いものとして、中央競馬馬主社会福祉財団様の助成金をいただき、短期入所の送迎等のため、最新の装備のハイエースに更新しました。
 
 
 このほか、開園から約20年を迎え、屋上の防水改修工事を行いました。
 
 
 

ホームページの全面更新について

 現在ご覧いただいているこのホームページのスタイルにこの10月から全面更新しました。
 これに併せ、代表のメールアドレスもinfo@chayanosono.jpにするなど、ICTの基礎的条件を整えました。

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大規模改修前ですので、近々現状のものに更新します!
所在地地図
社会福祉法人 茶屋の園
〒183-0011
  東京都府中市白糸台6-2-17
TEL.042-358-0221
FAX.042-335-7717
 
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